参議院選挙が終わって2週間半が経ちますが、いかがお過ごしでしょうか?今日は歴代内閣(戦後)で長期政権を築いた総理大臣の特徴を挙げていきます。まず、長期政権を維持するためには条件が3つあります。その3条件は
・強固な日米同盟(良好な日米関係)を内外に見せつけていること
・参議院をきっちり押さえていること
・財務省(大蔵省)を押さえていること
この3点ですね。最低でも2つは押さえていないと厳しいです。歴代で長期政権を築いた総理大臣を挙げると、国際社会への復帰に躍起になっていた吉田茂を除くと
この4人だけだったはずです。次点で池田勇人か?1人1人見ていきます。
佐藤栄作(首相在任通算日数2798日)
1964年11月9日 ~ 1972年7月7日まで総理を務める。佐藤栄作は池田勇人の病気による退陣後に総理になった。自民党内の政敵(大野伴睦や河野一郎)がバタバタと倒れたことに加え、日米同盟は当時ベトナム戦争真っ最中につき、米軍に協力していればOK。というわけで対米関係はEASYモード。加えて池田勇人から引き継いだ高度経済成長をそのまま伸ばしたため、選挙でも連戦連勝が比較的容易。さらに重宗雄三という参議院議長を味方につけていたから参議院も押さえていた。そして、人事の佐藤で三角大福中という次期総理候補をコントロールしながら大蔵省に対しても喧嘩せず・・・。
ただ、こいつが池田勇人が築き上げた国防政策を片っ端からぶっ壊していくというね…。非核三原則もひっくるめて…。
中曽根康弘(首相在任通算日数1806日)
風見鶏こと中曽根康弘は結局ほぼ5年総理大臣をやっていました。昭和のラストの方ということもあり、自民党の裏の権力者が田中角栄から竹下登に移る過渡期にうまく乗っかったというイメージかな。中曽根康弘は本当は親ソ親支那だけど、親米派を装うことでアメリカを押さえていた。参議院選挙も普通にボロ勝ち(1983年と1986年)で自民単独で参議院の過半数を押さえていた。特に1986年はいわゆる死んだふり解散で衆議院でも単独で自民が304人(追加公認込み)当選とか・・・。対大蔵省も一律で5%予算カット(シーリング)という大蔵省が飛び跳ねるような政策を行い、喧嘩せず(政権のラストの方はバブル景気に乗ったこともあり1987年~1990年は赤字国債を発行していない点も大きい)。
小泉純一郎(首相在任通算日数1980日)
郵政選挙と拉致問題のイメージが強い小泉純一郎ですが、なぜこんなに強かったか?これこそ、長期政権に必要な3要素を全部押さえていたからだと思います。まず、小泉純一郎はいわゆる大蔵族です。消費増税だけは許さない、がそれ以外はご自由に!ということで財務省を押さえた。アメリカはブッシュと強い関係を築いて押さえる。参議院は当時最大の参議院実力者と言われた青木幹雄とだけは喧嘩しなかった。だから参議院も常に多数を押さえていた。以上、3要素を全て押さえていたから
そりゃ強いよね。
という話。
安倍晋三(首相在任通算日数3188日)
第一次と含めてた通算日数でも大日本帝国憲法時代を含めて歴代最多日数を記録しています(通算首相在任日数2位は2886日の桂太郎)。第二次政権は2012年12月26日~2020年9月16日と7年9カ月くらいやっています。特に第2次の安倍さんの場合、日米関係はオバマに加えてトランプともうまくやっていた。参議院については選挙で基本的に勝っていた。自民が参議院で単独過半数は取れていた時期は短かったが、自公で過半数を割るなんてことは無かった。衆議院は記憶の通り、安倍さんの時の衆議院選挙は自民単独で『294→291→284』と3試合とも完全勝利(自民単独で絶対安定多数を維持)。ただ、他の3人と決定的に違うのは
財務省とは常にバトルをしていた。
つまり、財務省は押さえてはいなかった。消費増税だって2回も延期させたのは安倍さんだけですし、財務省と結託しているなら消費増税はすぐにやっていますから。
こんなところかな?好き放題書いていますが、気になることがあれば、コメント欄まで。時間がかかっても返信します。