今日は衆議院議員総選挙の制度について書いていきます。ご存じの通り、衆議院議員総選挙は
となっています。全国289の小選挙区と11地区で分けた比例代表176の合計465議席を決めます。小選挙区制の最大のメリットとしては、
・落としたい人を落とせる。
・風に乗ると一気に政権まで取れる。
・(基本的に)大規模政党に優位
この3点になります。与党がダメダメなら、対決している野党第1党に票が集まりやすいため、政権交代が起きやすくなります。
しかし、小選挙区制には当然デメリットもあります。
・1位以外は全員落選するため、死票が多い。
・小規模政党に不利
・風で票が動きすぎる。
風で票が動きすぎるというのは、一時の突風でオセロゲームのように議席が全部変わってしまうという意味です。分かりやすい例は
・2005年の郵政解散→2009年の地獄の民主党政権誕生→2012年の安倍さんが政権を奪還
この時の議席数の変動が1番わかりやすいかと思います。
2005年 第44回衆議院議員総選挙
民主党:113(-64)、日本共産党:9(±0)、社会民主党:7(+2)、国民新党:4(±0)、新党日本:1(新)、新党大地:1(新)、無所属:18
(内数)は選挙前議席数
この時は、郵政民営化法案で反対した綿貫民輔、亀井静香、野田聖子、鈴木宗男を始めとした自民党の大物議員が軒並み非公認&新党結成したりのゴタゴタがありました。が、終わってみれば自民党の圧勝でした。
2009年 第45回衆議院議員総選挙
民主党:308(+193)、日本共産党:9(±0)、社会民主党:7(±0)、みんなの党:5(+1)、国民新党:3(-1)、新党日本:1(+1)、新党大地:1(±0)、無所属:6
(内数)は選挙前議席数
自由民主党と民主党が見事に数字が入れ替わっています。風に乗ると一気にここまで変わるのかという事をまざまざと見せつけられました。特に愛知は小選挙区15の全てを民主党が取るわ、愛知から出馬した自民党の候補はほぼ全滅というね(唯一比例復活したのが今愛知で県知事やっている大村テドロス)。
2012年 第46回衆議院議員総選挙
自由民主党:294(+176)、公明党:31(+10)、日本維新の会:54(+43)、みんなの党:18(+12)、日本未来の党:9(-52)、日本共産党:8(-1)、新党大地:1(±0)、無所属:5
(内数)は選挙前議席数
民主党政権のゴミクズっぷりが露になった状態で迎えた衆議院議員総選挙、ここでも民主党と自民党の増減がほぼ一致しています。民主党に至っては前の衆議院議員総選挙で309あった議席がほぼ6分の1まで減らす大惨敗でした。また民主党を見限って移籍した
『日本過去の党』
じゃなかった嘉田とかいうクソBBAが率いた日本未来の党が61から9議席とこちら歴史に残るボロ負けをしました。この辺は色んな第3極党であるみんなの党や維新の会へ流れたという見方が正しいかな?
しかし、日本ではこのようなデメリットをある程度補うために
比例代表並立制
という形を取っています。衆議院議員選挙において比例代表は政党に1票を入れます。そのため、小規模政党でも比例代表で議席を得られるチャンスがあります。また、小選挙区で敗れた候補でも比例代表と重複立候補していた場合、比例代表で復活当選するチャンスがあります。言ってみれば、これも1つの見える形の民意だと思います。その一方、比例代表で復活当選した人を
ゾンビ、ゾンビマン、ゾンビ議員
という蔑称を用いた批判的な意見も多数あります。
いずれにせよ、今は候補者をなかなか集められないと言っている国民民主党や参政党だって候補者を300人以上集める算段が立つ(候補者を立てられている時点で一定規模以上の大政党と言える)&風に乗れば、2009年の時みたいに一気に300議席までは行かなくても240議席とかで衆議院で過半数を取れるんです。これらが
小選挙区制のいいところであり、怖いところ
であります。
いかがでしょうか?